ホンダの技術開発?
< シーズン2>
これは、午後1時から午後2時に
起きた出来事である
俺はザックバウアー。
架空のサイバー連邦捜査官だ。
このブログを読ませてしまって
すまない…
そうするしかなかった。
スクランブル回線のまま、
引続き通信を傍受していてくれ。
ジャック・バウアーの活躍は「24」
(Twenty Four)
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クロエ!
日本の自動車メーカーの技術力は世界的にも有名だが、日本ではこんな話題が飛び交っているみたいだ。ホンダは俺が最も気に入っているカーブランドのひとつだが、内容を分析してみてくれ。ちなみに、はてなブログは俺も使っているドメインだ。
「ジャック、この人、ホンダで技術開発をしたかったのに、入ってみたら技術開発はしてないことが分かって、失望して辞めたみたいです。」
「技術開発は、サプライヤーと呼ばれる部品メーカーに丸投げ。ホンダ社員はサプライヤーの日程管理と、部品の不具合が出た時にサプライヤーを叱責することが主な業務だったってあります。」
「研究所に配属され、管理職から『本田宗一郎の理念は最早、亡霊でしかなく、夢や自由という言葉は広告用に使ってるだけ。勘違いを起こすなよ。』と、強く言われたそうです。また、ある人間からは、『ホンダは技術開発を行わない、技術はサプライヤーから買ってくれば良い。もし技術が必要になったら人ごと買ってくればよい。』とも言われたらしいです。本当でしょうか?」
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クソォォー!
非常に複雑な問題が横たわっているのは事実だ。本田宗一郎の時代に、ホンダは部品メーカーに丸投げしてなかったのだろうかという疑問は生まれる。たぶん、自動車メーカーが、全ての部品について自社開発することは不可能だろう。購入していた部品もあるに違いない。昨今は特に、大量の電子部品とソフトウエアーを搭載した車を作る必要がある。コンデンサーやダイオードレベルの電子部品を自動車メーカーが開発するのだろうか。自ずと分業体制が前提にならざるを得ない。
「ただ、『技術はサプライヤーから買ってくれば良い』と言い切られると、さすがに何それってなりますね。こんな志の低い人は、技術者としては失格だと思います。経営者なら立場が違いますから、ある意味正しいこともあるとは思いますけど。」
表現の良し悪しがあるような気がする。サプライヤーから技術を買うにしても、どんなものを買うのか、いわゆる仕様を検討する必要がある。そこに技術開発の要素が絡んでくる。仕様が不適切であれば、その通りにできていても問題が発生するし、仕様通りにできているかを検証できなければ、品質を保証できない。当然、分析や解析の技術が必要になる。それらが、ホンダにないはずがないし、技術が不必要であるかのような表現とは異なるはずだ。
「言ってることは分かります。でも、彼は技術開発不要と言われて真に受けて辞めた。そうするしかなかったんです。負の影響力。」
クソォォー!
これからますます、複雑化していく自動車のシステムを、メーカーが全て技術開発するのは不可能だ。そういった現実と理想のギャップをうまく説明して、若者の心をつなぎとめることが、管理職に求められる。そうしなければ、優秀な人材が失われる。彼が考えているような狭義の技術開発は、最終的に歯車のひとつになることを意味する。場合の数をひとつづつ潰していく作業。それは、開発ではなくオペレーションだ。オペレーターを使って、出てきた技術を検証し、世に問うことこそが本来の開発だと思うのだが。素材を活かして至高の料理を作りあげる。これが開発ではと思うのだが。
「こんな形で、会社を去っていく若者の実態を調査してみます。開発競争は時間が勝負。競争に負けたら企業がなくなり、技術開発自体が不要になります。このグローバル社会でのあるべき技術開発メソッドについても、研究が必要になりそうです。」
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