人身売買は外国だけの話？
＜ シーズン２＞
これは、午後8時から午後9時に
起きた出来事である
俺はザックバウアー。
架空のサイバー連邦捜査官だ。
このブログを読ませてしまって
すまない…
そうするしかなかった。
スクランブル回線のまま、
引続き通信を傍受していてほしい。
ジャック・バウアーの活躍は「２４」
（Twenty Four）
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クロエ！
中国は子供の誘拐がビジネス化している。俺も潜入捜査のため中国マフィアに接触したが、情報は不確かな部分も多いが、年間数万人の子供たちが売買されているようだ。
高級外車や金銀宝石など、警備が厳しい物品より、簡単に手に入れられる子供の方がコンパがよいと考えたらしく、誘拐大国の様相を呈している。
社会保障が都市部に比べて十分ではない農村部では、跡取りがいなければ、老後の生活は困窮を極める。現在は、人を買うこと自体罪にならないため、必要に迫られて、年収の10年分近い値段で子供を買う事例が後を絶たない。一人っ子である子供を失くした親を中国では「失独者」と呼うが、親が高齢になってから失独者になれば、当然先が見えない状況に追い込まれる。今は一人っ子政策を止めた中国だが、明日から子供を二人まで持てますよ、と言われてもどうしようもない。
「ジャック！ 世界第一位の自動車市場に上り詰めた中国ですから、交通事故で死亡する人も20万人を超えているという情報もあります。当然、失独者になる確率は高くなります。」
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確かに、中国の交通マナーは悪い。最悪かどうかは分からないが、1cmでも人より先に行かないと損をするかのように走る。特に車線が少なくなる地点で、競争が起こる。その結果、砂時計の「くびれ」の部分のような現象になり、譲り合って通過するより時間がかかる結果となる。変な面子がそうさせているのかもしれないが、何ともレベルの低い意識だ。当然、交通事故も多発する。
誘拐に話を戻すと、都市部で連れ去られて、農村部に売られるというのが大きな流れだが、交通事故は都市部の方が起きるので、失独者は都市部で増加することが予想され、需要が高まるだろう。
「ジャック！ 都市部では犬の誘拐も頻発しているようですね。」
「富裕層が増えてきて、高級犬の需要が高まっているんですね。」
クロエ！ 彼らは富裕層なのかもしれないが、犬も散歩マナーは交通マナー以下だ。中国では、十分気をつけて歩いてくれ。いろんなものが落ちてたり、追いかけて来たりするから。これは、古北地区に限ったことではない。
「ジャック！ 日本でも、人身売買が行われているという情報が入りました。子供を誘拐して売るのではなく、主に売春・性風俗産業により、外国人や未成年を含め5万人以上の被害者がいるようです。しかも、立証が難しいケースも多く、実際はもっと多くの人身取引が行われているようです。」
クソォォー！
人間が人間を売り買いすること以上に卑劣な行為はない。古くは奴隷貿易や植民地政策などで莫大な利益を上げていた欧米各国は、その非を認め、あるべき姿を模索している。その中で、日本は「外国人研修・技能実習制度」などのグレーな方法で、外国人の労働力を搾取できる環境を整えている。ある意味、奴隷制度に悪用できる制度だ。そして、今回の移民法まがいの「出入国管理法改正案」。何か違う方向に舵が切られているようで不安だ。国民は見て見ぬ振りか、気づいていないのか…
「ジャック！ 気づいた人間だけでも闘いましょう！ 最終回は必ず決着して終わるから、大丈夫ですよ。」
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