俺は世界一の不眠症なのか
< シーズン2>
これは、午後3時から午後4時に
起きた出来事である
俺はザックバウアー。
架空のサイバー連邦捜査官だ。
このブログを読ませてしまって
すまない…
そうするしかなかった。
スクランブル回線のまま、
引続き通信を傍受していてくれ。
ジャック・バウアーの活躍は「24」
(Twenty Four)
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クロエ!
俺は眠らない男として有名だ。シーリーズを通して、怪我の治療と攻撃を受けて気絶している以外、眠っていることはない。完全な不眠症人間だ。これだけ、命がけで働いていれば、ストレスも半端なく、眠れる方が異常と言える状況なのだろう。
「ジャック! きっと完全に病気です。ピンチがないと生きていけない中毒です。でも、世の中には不眠症の人、結構いるんですよ。こんなデータを見つけました。日本の場合ですけどね。」
「20代と30代の人のうち、約6割に不眠症の疑いがあるって言ってます。確かに私も寝つきがいい方ではないから、隣のバカ犬が吠えたりすると、目尻がいつも以上に上がって、空中に向けてショットガンを撃ってしまいたい気分になります。もちろん、飼い主が悪いんですけどね。」
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クソォォー!
俺も、ペットを溺愛する人種には不快感を感じる方だ。中には、人間よりペットを信じるなんていう錯綜した考えの持ち主も少なくない。人間不信に陥るのは勝手だが、そのせいで、地域住民とイザコザを起こし、事件を起こすなど言語道断だ。確かに、ペットを飼うと長生きするというデータもあるが、問題は社会への適応性の有無だ。擬人化しても、ペットはペットでしかないことを認識して飼うべきだ。
「ジャック! それでも、飼い主は自分のペットが正しいと思うのでしょうか…」
「年間4,000件! 「噛まれた!」じゃすまないと思います。」
俺も、まだキムが小さい頃、隣の家がゴールデンレトリバーを飼っていた。体長は優に150cm近くあっただろう。ニコニコしながらキムが近づくと、ジャレたつもりでのしかかってきた。一瞬にして倒され、危うく大けがをするところだった。俺は飼い主にクレームを言いに行ったところ、「うちのに限ってそんなことはしない」と言い切った。俺は、家に走り、グロック19を金庫から取り出したが、思いとどまって金庫に戻した。どちらを撃とうとしていたのか、未だに記憶から落ちている。
「ジャック! その頃からですか? どうしようもないですね。でも、撃たなくてよかったですね。必要に迫られて、私もテロリストから襲撃を受けた時、初めてM4A1カービンで敵を倒しましたが、ジャックの口癖「そうするしかなっかた」という気持ちでした。」シーズン4第19話(午前一時から二時)
クソォォー!
俺もたっぷりと眠るシーンを撮ってもらいたい。ディレクターに相談する方法はないのか! アドレナリンが噴出してどうしようもない。完全なドーピング状態だ!
「眠らない男じゃないとドラマになりません。ディレクターが言う通り。無理です。」
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