ダムで問題が起きてる
これは、午後3時から午後4時に起きた出来事である
俺はザックバウアー。架空のサイバー連邦捜査官だ。
このブログを読ませてしまってすまない…
そうするしかなかった。
回線を確保したまま、引続きブログの通信を傍受していてくれ。
先の西日本を襲った豪雨は、各地に大きな被害をもたらした。
その中で、行政機関の対応が問われている事案が報道されている。
愛媛県のダム放流もそのひとつだ。
そして、広島県のダム決壊にも注目が集まっている。
人が二人以上集まると、意見の相違は必ず起きる。
組織が大きくなり、守備範囲が広くなってくると、確認する項目が増える。
確認項目を分担してチェックする。
それらを総合的に判断して、結論を出し実行に移す。
これが正規の作業手順だ。
正しい判断だったかどうかは、結果が出てから評価されるのが常だ。
CTUでも、規則や手順に従って事態に当たることが求められている。
しかし、実際の現場は、手順通りに進める時間を与えてくれない。
そこで、現場判断による活動を行い窮地を脱する。
本部や上司は、自分たちに責任が及ぶことを極力嫌い、現場を呪う。
そして、俺は何度もCTUから追放されることになった。
ダムを管理する機関の判断は適切だったのか?
結論が出るまで時間がかかり、通報が遅れ、被害が大きくなった可能性はないのか?
現場の担当として、何か違和感を感じる。再調査が必要だ。
クロエ! 関係機関に働きかけを行うよう、連絡を取ってくれ!